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徳翔海運、18年売上高が過去最高


ニュース 運輸 作成日:2019年1月31日_記事番号:T00081841

徳翔海運、18年売上高が過去最高

 コンテナ海運会社、徳翔海運(T.S.ラインズ)の2018年売上高は前年比11%増の272億台湾元(約965億円)で過去最高を更新。利益は10億7,500万元を記録した。31日付工商時報が報じた。

 陳徳勝董事長は、昨年は船舶の賃料や原油価格が上昇、さらにアジアの埠頭(ふとう)の混雑でコストが上昇した中、満足はできないがまずまずの利益を上げられたと説明。今年の売上高は290億元を目指すと表明した。

 徳翔海運は現在、貨物船6隻が建造中で、今年下半期から来年半ばに引き渡しを受ける予定だ。上半期にはコンテナ1万個、特殊コンテナ400個の製造を発注する方針で、自社船舶、自社コンテナを増やすことでコストの抑制を図る。

 米中貿易戦争の影響でサプライチェーンの地域構造に変化が生じる中、同社は今年、中国から東南アジアに重心を移す方針で、韓国~中国~マレーシア航路に投入する貨物船を2,800TEU(20フィートコンテナ換算)クラスから4,250TEUクラスにアップグレードするほか、新設の中国~マレーシア第3航路にも4,250TEUクラスの船舶を投入する予定だ。さらに中国~ホーチミン航路の開設も検討中だ。