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ウィンボンド18年純利益、32%増


ニュース 電子 作成日:2019年2月1日_記事番号:T00081848

ウィンボンド18年純利益、32%増

 半導体メモリー大手、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)が31日発表した2018年連結売上高は511億9,000万台湾元(約1,800億円)で前年比7.5%増、純利益は77億2,800万元で32.7%増だった。売上高は過去18年の最高、純利益は過去2番目の高水準だった。1日付経済日報が報じた。

 一方、昨年第4四半期の売上高は、前期比13.3%減の118億6,800万元で過去6四半期で最低。純利益は67.8%減の9億4,000万元と過去7四半期で最低だった。

 ウィンボンドの詹東義総経理は、全体的な経済環境や市場における需要低迷の影響を受けたと説明。ただ、同業他社に比べ平均販売単価、粗利益率などは安定していると強調した。今後のメモリー市況については、サプライチェーンにおける昨年下半期からの在庫調整を受けて、今年上半期には在庫水準が適正な状態となり、その後は需要が回復するとの見通しを示した。

 同社が南部科学工業園区(南科)高雄園区(高雄市路竹区)で建設中の12インチウエハー工場について、工期延期の観測が出ていることに対し詹総経理は、新工場建設は市況ではなく顧客の需要を基に決定したと強調し、予定通り進める考えを示した。