ニュース 石油・化学 作成日:2019年2月1日_記事番号:T00081854
台湾苯乙烯工業(台湾スチレンモノマー、台湾SM)は31日の臨時株主総会で役員改選を行い、かつて董事長だった林文淵氏が経営主導権争いを制し、董事長に返り咲いた。1日付工商時報が伝えた。
林氏(右)は経営主導権争いを「持ち株比率のみで戦った『君子の争い』だった」と振り返り、董事長を退任した呉怡青氏(左)を「私心にとらわれず、卓越した業績をあげた」とたたえた(31日=中央社)
台湾SMの経営権争いは、大株主で証券アナリストの孫鉄漢氏の勢力から林氏派が経営権を奪還できるかが焦点だった。孫氏は2016年に林氏派から経営権を奪っていた。
新任の董事11人は、林氏派が独立董事(社外取締役)2人を含む6人を獲得し、主導権を得た。林氏派は台湾SMに44%を出資する金智富資産管理公司の議決権を味方に付けたことと、および外資の支持が得られたことが勝因だった。
林新董事長は総経理に中鋼碳素化学(CSCC)の陳柏元・元総経理を迎えることを発表した。また、「人事は安定を重視する」とし、これまでの経営陣から劉正元氏を副総経理に留任させた。
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