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台中花博で市政府、1250万元の権利金未払い


ニュース 社会 作成日:2019年2月1日_記事番号:T00081864

台中花博で市政府、1250万元の権利金未払い

 台中市で開催中の台中世界花卉博覧会(台中フローラ世界博覧会、台中花博)をめぐり、台中市政府が博覧会の認定機関である国際園芸家協会(AIPH)に対し支払うことになっている1,250万台湾元(約4,430万円)の権利金が未払いとなっており、1日までに支払いに応じなければ、台中市の主催権を取り消すとの警告を受けていたことが分かった。1日付蘋果日報が伝えた。

/date/2019/02/01/18flora_2.jpg盧秀燕市長(中)はこの問題で、引き継ぎが行われていなかったが対応に当たると表明した(31日=中央社)

 権利金未払い問題は、蘋果日報が入手したAIPHの文書に基づき報じたものだ。これについて市政府は31日夜、1日にも第1期権利金300万元余りを送金することにした上で、既にAIPHに連絡を取っており、市政府の開催権が急に取り消されることはないと説明した。

 台中花博は昨年11月の台中市長選でも焦点となった。当選した盧秀燕市長(国民党)は当選すれば、台中市民には無料入場を認めるとの公約を掲げ、実際に1月から台中市民と全ての12歳以下の子どもの入場を無料とした。これに対し、林佳龍前市長(民進党)はAIPHが入場料無料化に反対しているとして、市政府の対応を批判していた。

 台中花博は11月3日の開幕以降、1日平均で3万6,803人が入場しており、1月30日までの入場者数は422万7,280人となった。