遠雄企業団（ファーグローリー・グループ）傘下の不動産開発大手、遠雄房地産発展（ファーグローリー・リアルティー）の張麗蓉総経理は10日、春節（旧正月）連休の６～10日に同社が▽台北市▽新竹▽台中市▽台南市▽高雄市──などで販売する住宅の案内所に計3,000組以上の内覧希望者が訪れ、150件以上の物件、総額10億台湾元（約35億6,000万円）が成約となったと明らかにした。11日付工商時報などが報じた。
この他、達麗建設が５日販売を開始した高雄市橋頭区のマンション「全民万歳」は、春節期間に物件20件以上が成約となり、今年の春節期間の高雄市の住宅販売件数として最多を記録した。
なお６直轄市の１月の建物売買移転件数（売買による建物の所有権移転登記の件数）は１万9,764件で、前月比2.2%増、前年同月比10.1%増だった。このうち高雄市は前月比27.4%増、前年同月比13.3%増の3,519件で、単月として過去３年で最高を記録した。韓国瑜高雄市長（国民党）の経済活性化政策が好感されたとみられる。
