ニュース 電子 作成日:2019年2月12日_記事番号:T00081895
ある半導体製造装置メーカーによると、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は、EUV(極端紫外線)リソグラフィー技術を導入した製造プロセス7ナノメートル強化版(7ナノプラス)で3月末に量産に入る予定だ。続いて2019年第2四半期に、EUV技術導入の5ナノプロセスでリスク生産に取り組む。12日付電子時報が報じた。
一方、サムスン電子は昨年10月、EUV技術導入の7ナノLPP(ローパワープラス)プロセスで生産を開始したと発表したものの、大手顧客から受注を得た様子はうかがえない。進捗(しんちょく)状況からみると、TSMCは大部分のボトルネックを解消し、歩留まり率、生産能力でサムスンをリードしているようだ。
EUV露光装置を独占供給するASMLの19年販売予測30台のうち、TSMCが18台を購入するとみられることからも、TSMCによるEUV技術を導入した7ナノ、5ナノプロセスの推進計画は順調であることがうかがえる。残り12台はインテル、サムスンなどが調達する。中芯国際集成電路製造(SMIC)は今年1台を発注している。
TSMCは来年末までに、7ナノと7ナノプラスプロセスのテープアウト(設計完了)が100件を超え、7ナノプロセスの売上高構成比は25%へと、17年の9%から大幅に拡大する見込みだ。ただ、7ナノプラスプロセスの割合は非常に低いとみられている。
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