ゲーミング（ゲーム用）ノートパソコンの2019年出荷台数は前年比10%増にとどまり、ゲーム用デスクトップＰＣも大幅成長が期待できない見通しだ。12日付電子時報が報じた。
業界関係者は、ゲーム用ＰＣ市場はｅスポーツ（対戦型ゲーム競技）イベントの拡大で、17年までの６～７年は毎年20%以上成長したが、18年成長幅は20%に届かなかったと指摘。▽中央演算処理装置（ＣＰＵ）、グラフィックスプロセッサー（ＧＰＵ）の性能向上が限定的▽需要を喚起するほどの大作ゲームがなかった▽スマートフォンゲームの普及▽米中貿易戦争による世界経済の成長鈍化──が原因で、19年も需要減速が続くとの見方を示した。
業界関係者は、ゲーム用ＰＣ市場は参入企業が増えたため、製品の平均販売価格（ＡＳＰ）が下落しており、各社は今後大幅な利益拡大を期待できず、横ばいでも御の字だと指摘した。
