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全聯とH2O、焼きたてパンの合弁


ニュース 商業・サービス 作成日:2019年2月13日_記事番号:T00081936

全聯とH2O、焼きたてパンの合弁

 スーパーマーケット最大手の全聯実業は12日、日本のエイチ・ツー・オーリテイリング(H2Oリテイリング)と合弁で「全聯阪急麺包」を設立すると発表した。両社は、新会社を通じて2020年までに焼きたてパン売り場を全聯が展開するスーパー、全聯福利中心(PXマート)の台湾全土の1,000店舗へ拡大する方針だ。全聯阪急麺包の資本金は2億6,000万台湾元(約9億3,000万円)で、出資比率は全聯が51%、H2Oが49%。13日付工商時報が報じた。

/date/2019/02/13/11bakery_2.jpg全聯の林敏雄董事長(右)とH2Oの鈴木篤社長(左)が契約を行った(12日=中央社)

 全聯は16年末、H2O傘下の阪急ベーカリーと技術提携を結び、袋入りパンから焼きたてパン市場に参入。また昨年6月にはケーキ店チェーン「白木屋」から7億9,200万元で製造工場と設備を買収し、既に冷凍パン生地工場やパン工場への改造を進めている。さらに今回のH2Oとの合弁会社新設で、市場規模600億元とされる台湾のベーカリー市場での商機獲得に向け、積極的に取り組む姿勢を示した格好だ。

 全聯は現在61店舗で焼きたてパンを提供しているが、1,000店舗での提供が実現すれば、台湾最大のベーカーリーチェーンに成長することとなる。