ファーストリテイリングの末永智明執行役員は13日、低価格衣料ブランド「ＧＵ（ジーユー）」の海外初となる路面店を、台中市で５月に出店する計画と明らかにした。14日付工商時報が報じた。
末永執行役員は、ＧＵにとって台湾は海外で最も成長している市場の一つと説明。台中市北屯区崇徳に路面店（220坪）を開設する他、上半期に▽新北市板橋区▽台北市南港区▽高雄市──でも出店する予定だ。
ＧＵは台湾進出５年目となる今年、電子商取引（ＥＣ）も含め15店舗（現在11店舗）への拡大、売上高の２桁成長を目指す。また、少子化が進む中でも需要の高い子供服は、販売面積を1.2～1.5倍に拡大する。
台湾のファストファッション市場は飽和状態で、越境ＥＣの台頭もあり、欧米ブランドは店舗拡大に慎重だ。昨年は米フォーエバー21が台北市の信義店を閉店し、韓国のスパオ（ＳＰＡＯ）、ミッソ（MIXXO）も台北市の東区商圏の店舗を閉店した。
