ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

IoTの18年生産額、初の1兆元超え


ニュース 電子 作成日:2019年2月15日_記事番号:T00081981

IoTの18年生産額、初の1兆元超え

 モノのインターネット(IoT)産業の2018年生産額は391億米ドルで、前年比19%増加した。台湾元換算では1兆1,700億元(約4兆2,000億円)と、初めて1兆元を超えた。15日付工商時報などが報じた。

/date/2019/02/15/01IoT_2.jpg国発会の鄭副主任委員(左2)。アジア・シリコンバレー計画は、スタートアップ・起業のエコシステム(ビジネスの生態系)整備と、IoT研究開発(R&D)の推進が主軸だ(14日=中央社)

 国家発展委員会(国発会)は14日、行政院会議(閣議)にアジア・シリコンバレー計画の進捗(しんちょく)状況と実績を報告した。

 国発会の鄭貞茂副主任委員は、今年は台湾企業3社以上の育成、海外入札案件の落札など、計画の未達成部分を強化すると説明した。また、スタートアップ100社達成、200万米ドルの資金調達を目指すと説明した。現在は30社余り。

 計画に呼応し、昨年は多くの多国籍企業が台湾投資を表明した。マイクロソフト(MS)は研究開発(R&D)拠点を設置、グーグルは人工知能(AI)人材育成プロジェクト「智慧台湾(インテリジェント台湾)」を始動した。また、マッキンゼー・アンド・カンパニーが昨年12月に「北アジア工業IoTハブ」を設置した他、ネットワーク機器大手のシスコシステムズは今年6月に桃園市にイノベーションセンターを開設する予定だ。