鴻海精密工業が15日発表した１月連結売上高は前月比33.14%減、前年同月比3.37%増の4,140億9,500万台湾元（約１兆4,860億円）で、同月の過去最高を更新した。組み立てを担うアップルのiPhone新機種の値下げ販売、旧機種の販売増加などが貢献したようだ。16日付工商時報などが報じた。
売上高の伸びが大きかった分野は、前月比と前年同月比で共に、▽コンピューティング製品▽通信製品▽消費者向け電子製品──の順だった。
証券会社は、iPhone新機種の調達は需要期に比べ減少したものの、▽サーバー▽ノートパソコン▽デスクトップＰＣ──が堅調だったと分析した。また、今年通年の売上高は目標の６兆元を突破し、利益は1,100億元を超えると予測した。
