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中国新車販売減少、台湾部品代金の支払い遅延も


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2019年2月19日_記事番号:T00082034

中国新車販売減少、台湾部品代金の支払い遅延も

 中国の1月新車販売台数が237万台で前年同月比15.8%減と過去7年で最大の減少幅となった中、台湾の自動車部品メーカーに対する代金の支払い遅延が懸念されている。19日付経済日報が報じた。

 業界関係者は、中国の新車販売の不振で、多くの自動車メーカーは在庫水準が高まって資金繰りが悪化し、サプライヤーに対する代金の支払いを遅らせていると指摘した。6カ月締め払いに加え、支払期限を6カ月先まで先延ばしするケースもあるという。

 中国の自動車大手メーカーに供給し、打撃を受ける恐れのある台湾の自動車部品メーカーは▽東陽実業廠▽大億交通工業製造▽帝宝工業(デポ・オートパーツ)▽英利工業(イングリー・インダストリアル)▽麗清科技(ラスター・テック)▽広華控股──など。

 中国の自動車メーカー上位は、▽上海汽車集団(SAICモーター)▽東風汽車集団▽中国第一汽車集団(FAWグループ)──などで、上位10社が新車販売の89.9%を占めた。一方、電気自動車(EV)などの新エネルギー車(NEV)の1月新車販売台数は9万5,700台で、前年同月の2.4倍と好調が続いている。