ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

亜洲新湾区の開発方針、高雄市とCPCが対立


ニュース 建設 作成日:2019年2月19日_記事番号:T00082039

亜洲新湾区の開発方針、高雄市とCPCが対立

 高雄市政府が1月下旬、高雄港北部の総合再開発地区、亜洲新湾区(アジア・ニューベイエリア)に台湾中油(CPC)が保有する用地を高雄軟体科技園区(高雄ソフトウエアパーク)第2期の後背地として活用する構想を打ち出したことについて、市政府とCPCの意見が対立している。19日付工商時報が伝えた。

 問題の用地は面積が5.7ヘクタールで、現在の用途は第3種特定倉庫中継輸送専用区となっている。市政府は同用地にバイオ医療、種子の遺伝子研究、ゲーム、農業ビッグデータなどの産業を誘致したい構えだが、CPCは観光ホテルや会議施設の開発を希望しており、双方の主張は平行線をたどっている。

 CPCは2017年12月に開発計画書を市政府に提出済みだが、市政府は開発のコンセプトが不明確である上、CPCが自社で開発するのか、行政と共同開発するのかが明記されておらず、企業誘致や具体的な開発スケジュールにも影響が出かねないとして難色を示している。