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平渓の天灯飛ばし、秋田の巨大紙風船も参加


ニュース 社会 作成日:2019年2月20日_記事番号:T00082072

平渓の天灯飛ばし、秋田の巨大紙風船も参加

 新北市平渓区で19日夜、元宵節(旧暦1月15日)に行われる風物詩、願い事を書いた無数の天灯(ランタン)を熱気球のように火をともして夜空に放つイベントが開催され、台湾域内のみならず海外からの多くの観光客でにぎわった。秋田県大仙市の老松博行市長が同市名物の巨大紙風船を飛ばすなど、日本からも大勢が参加した。

/date/2019/02/20/18kakomi_2.jpg「太田の火まつり」との文字が書かれた白い大きな紙風船を囲む老松市長(右3)ら。平渓の天灯飛ばしは、今や日台交流の重要イベントともなっている(19日=中央社)

 平渓の天灯飛ばしイベントは数年前、米ナショナルジオグラフィック誌の「訪れるべき冬の観光スポット世界10選」に選ばれて以降、世界的に知られるようになり、今年も会場では多くの外国人の姿が見られた。

 今年は土曜日の16日と元宵節当日の19日の2回に分けて開催され、19日は十分広場を会場として午後5時30分に開幕。歌手やバンドによるライブをはさみながら参加者によって天灯が10回飛ばされた。今回、同イベントでデートをしようと訪れたニューヨーク出身の男性(29)と深圳出身の女性(22)のカップルは「2人が結婚できますように」と書いた天灯を夜空に放った。

 また、日本の三重県観光局は、新北市観光旅遊局との観光協定を締結していることで、毎年、平渓の天灯飛ばしイベントで特別参加枠を得られており、今年も300個の天灯を放った。その中には、きょう20日に新北市立三重高級商工職業学校(三重商工)と姉妹校提携を結んだ三重県立松阪商業高校の代表者も含まれていた。

 このほか、秋田県大仙市は、同市太田地域で2月上旬行われる「太田の火まつり」が、旧暦1月15日(小正月)に由来する紙風船を上げる行事であることから、2015年より毎年、平渓の天灯飛ばしイベントに参加する交流事業を実施しており、今年も老松市長が大仙から持ち込んだ紙風船を空に浮かべた。

 さらに福井県大飯町からも関係者が参加し、メインイベントとなる今年の干支(えと)の「豚(日本はいのししだが、台湾など中華圏は豚)」をかたどった巨大な天灯を、林明機新北市副市長、老松大仙市長、三重県の関係者らとともに飛ばした。