ニュース その他分野 作成日:2019年2月23日_記事番号:T00082148
経済部統計処が22日発表した1月の輸出受注総額は前年同月比6%減の404億9,000万米ドルと、3カ月連続で前年割れとなったが、減少幅が前月の10.5%から縮小し、数字自体も同月としては過去2番目の規模となり、予想を上回った。前月比では6.7%減だった。23日付経済日報などが報じた。
林麗貞統計処長は、「景気は想像よりも悪くない」と指摘した上で、第2四半期に輸出受注額のプラス成長回復を期待したいと述べた。
製品別の1月の輸出受注額は、情報通信技術(ICT)製品が116億8,000万米ドルで、前年同月比5.8%減少した。アップルのスマートフォンiPhoneの販売不振で、組み立ての受注が減少した。半導体など電子製品は104億3,000万米ドルで、2%減だった。
その他主要製品も軒並み減少し、▽機械、17億6,000万米ドル(前年同月比11.7%減)▽液晶パネルなど光学器材、19億米ドル(11.4%減)▽プラスチック・ゴム製品、20億6,000万米ドル(10.4%減)▽ベースメタル、23億5,000万米ドル(10.1%減)▽化学品、19億4,000万米ドル(8.2%減)──だった。
中国向け14%減
中国・香港向けの輸出受注額は98億米ドルで前年同月比14.1%減少した。林処長は、米中貿易戦争の影響で、中国が設備投資に慎重になっており、機械の輸出受注額が11.7%減少したと指摘した。
その他の国・地域向けも▽東南アジア諸国連合(ASEAN)、36億5,000万米ドル(前年同月比14%減)▽米国、111億8,000万米ドル(5.3%減)▽日本、22億7,000万米ドル(2.1%減)▽欧州、86億3,000万米ドル(1.4%減)──と、いずれも減少した。
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