業界関係者によると、ノートパソコンとサーバーの受託生産大手、広達電脳（クアンタ・コンピューター）は、楽天の移動通信キャリア子会社、楽天モバイルネットワーク向けに第５世代移動通信（５Ｇ）対応サーバーの量産出荷を開始したもようだ。クアンタが通信キャリア向けに設備を量産するのは初めて。クアンタはノーコメントとしている。25日付電子時報が報じた。
楽天モバイルネットワークは今年10月に携帯電話サービスの開始を予定しており、日本４社目の携帯電話事業者となる。楽天の決算資料では、クアンタがサプライヤーの１社として挙がっている。
業界関係者は、クアンタが楽天モバイルネットワークのサプライチェーン入りを果たせた要因として、提携先の通信機器大手、ノキアとエリクソンからの推薦とインテルの支援があったと指摘。楽天モバイルネットワークに採用されたことで、他の通信キャリアからの受注も期待できると予想した。
