近年のアウトドアブームで、開放式の荷台を有するピックアップトラック人気が高まる中、トヨタの台湾総代理店、和泰汽車は、今年半ばにピックアップトラック「ハイラックス」を発売すると表明した。フォードの「レンジャー」、フォルクスワーゲンの「アマロック」との正面対決となりそうだ。25日付工商時報が報じた。
ピックアップトラックは昨年、ダブルキャブ（座席シート２列）を認める道路交通安全規則の改正で、市場規模が約2,000台へと、2016年より倍増した。
和泰汽車の「ハイラックス」は、競争力の高い価格設定で、市場の反応を探るとみられる。
フォードは、初年度支払いが月額9,999台湾元（約３万6,000円）となる「レンジャー」購入キャンペーンを実施している。レンジャーは昨年の販売台数が前年比25％増の1,579台で、市場シェアは80%近く、５年連続で首位を維持している。
「アマロック」は、昨年の販売台数が370台で前年の4.9倍だった。同クラスで唯一のドイツ生産をアピールし、販売拡大を図る。
