高級車の販売代理を手掛けるシンガポールのウェアネス・オートモーティブは、高級車、ジャガーランドローバー（ＪＬＲ）の台北市北部における販売代理権を取得した。年内に新竹での販売代理権も取得する見通しだ。26日付工商時報が報じた。
ウェアネス・オートモーティブの台湾子会社、台湾瑋信汽車は25日、台北市大同区でショールームを開業した。来年は同市士林区で敷地4,000坪以上の旗艦ショールームを開業する予定で、ジャガーランドローバーのアジア太平洋地域における最高級の販売拠点となる見通しだ。投資額は10億台湾元（約36億円）。
ジャガーランドローバーは昨年、台湾支社を設立して直営販売を開始。ウェアネス・オートモーティブに台湾での代理販売を打診していた。
台湾瑋信汽車の戴朝樺総経理は、ウェアネス・オートモーティブは台湾以外の地域でジャガーランドローバーの代理販売を50年間手掛けていると説明。また、台湾市場は伸びしろが大きいと期待感を示した。
ウェアネス・オートモーティブは▽シンガポール▽マレーシア▽香港▽中国▽モンゴル──で▽ジャガーランドローバー▽ポルシェ▽アストンマーティン──などの代理販売を行っている。
