ビデオカード大手の微星科技（マイクロスター・インターナショナル、ＭＳＩ）と技嘉科技（ギガバイト・テクノロジー）は、エヌビディアの新型ＧＰＵ（グラフィックスプロセッサー）「GeForce GTX 1660 Ti」を搭載したローエンド製品を発売した。証券会社は、同製品は「GeForce RTX 2060」を搭載したミドルエンド製品以上の需要が見込めるとして、ＭＳＩの第１四半期のビデオカード出荷枚数は前期比５～10％増加し、ギガバイトは６％増の80万枚に達すると予想した。５日付経済日報が報じた。
ＭＳＩは、仮想通貨の採掘（マイニング）ブームが昨年冷めて以降、問題となっていた旧型ビデオカードの在庫はほぼ消化されたと説明。「GeForce GTX 1660 Ti」搭載製品の発売で第１四半期の業績が拡大すると期待感を示した。
ＭＳＩの１月売上高は108億3,300万台湾元（約393億円）で前月比45.47％増、前年同月比0.03％増、ギガバイトは53億6,200万元で前月比67.25％増、前年同月比24.95％減だった。それぞれ「GeForce RTX 2060」搭載製品の需要が貢献した。
