交通部観光局が４月にも実施する台湾域内旅行補助制度で、当初案に盛り込まれる予定だった星付きホテルなどへの宿泊時の上乗せ補助が見送られることになった。５日付自由時報が伝えた。
当初案では星付きホテルや民宿紹介サイト「好客民宿」に登録された民宿などは補助金が500台湾元（約1,800円）上乗せされ、計1,000元となる予定だった。
星付きホテルなどに補助を上乗せするのは不公平だとする指摘があったため、観光局が４日夜に業界と開いた会合で見送りが決まった。この結果、補助制度に参加する宿泊施設を利用した場合の補助金は上乗せなしで一律500元となる。
花蓮県の業界団体幹部は「星付きホテルは宿泊業全体の17％を占めるにすぎないが、星がなければ良い宿泊施設ではないと誰が言ったのか。素晴らしい政策が特定業者だけを利するものであってよいはずがない」と反発していた。
