台塑集団（台湾プラスチックグループ）主要４社が６日発表した２月連結売上高は合計1,157億7,500万台湾元（約4,200億円）で、前月比16.2％減、前年同月比8.6％減だった。国際原油価格の低水準、春節（旧正月、2019年は２月５日）連休が要因だ。７日付経済日報などが報じた。
台湾塑膠工業（フォルモサ・プラスチックス、台塑）の２月連結売上高は148億1,600万元で前月比24％減、前年同月比５％増だった。林健男董事長は、中国の大部分の顧客が春節連休を元宵節（旧暦１月15日、19年は２月19日）まで延長し、出荷日が少なかったと説明した。
その他３社は▽南亜塑膠工業（南亜プラスチックス、南亜プラ）、209億5,800万元（前月比16.2％減、前年同月比12.7％減）▽台湾化学繊維（フォルモサ・ケミカルズ＆ファイバー、台化）、275億7,200万元（前月比13.3％減、前年同月比8.1％減）▽台塑石化（フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化）、524億2,900万元（前月比15.2％減、前年同月比10.6％減）──だった。
台プラ主要４社の１～２月連結売上高は2,539億100万元で、前年同期比8.8％減だった。
台プラ主要４社は、３月は通常通りの稼働日の上、国際原油価格が上昇しており、売上高は前月を上回り、第２四半期も前期より上回ると予測した。
