米誌フォーブスが５日発表した2019年の世界長者番付で、台湾の首位は鴻海精密工業の郭台銘（テリー・ゴウ）董事長で変わらず、保有資産63億米ドルだった。世界順位は257位だった。７日付経済日報が報じた。
台湾の２位以下は、▽旺旺集団の蔡衍明総裁（資産60億米ドル）、世界272位▽長春集団（ＣＣＰＧ）の林書鴻総裁（39億米ドル）、世界529位▽広達電脳（クアンタ・コンピューター）の林百里（バリー・ラム）董事長（38億米ドル）、世界546位▽国巨（ヤゲオ）の陳泰銘董事長（30億米ドル）、世界745位──。台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）董事長を昨年６月に引退した張忠謀（モリス・チャン）氏は10億米ドルで世界2057位だった。
世界首位は、米インターネット通販大手アマゾン・ドット・コムの創業者でＣＥＯ（最高経営責任者）のジェフ・ベゾス氏（資産1,310億米ドル）だった。
資産10億米ドル以上で今年初めてランクインした「ビリオネア」は195人だった。うち中国（香港含む）53人、米国39人、ブラジル18人に続き、台湾は９人で世界４位だった。
