高雄市の大手百貨店、漢神百貨（漢神デパートメントストア）はきょう15日、高級ブランド売り場を改装オープンした。20億台湾元（約72億円）を投じ、営業規模を地下１階から地上４階の５階層へと、改装前の３階層から拡大。同店の今年の売上高目標は80億元で、前年の68億5,000万元から大幅増を目指す。15日付工商時報が報じた。
同売り場には21ブランドが新たに入居し、総ブランド数は計50ブランド以上に拡大した。３階の男性用ブランド品売り場には、初進出のディオールを含め、▽ルイ・ヴィトン▽プラダ▽グッチ▽バーバリー──などが入居し、１カ月余りのプレオープン期間中の増収幅は、２階の女性用ブランド品売り場を上回った。
昨年の高雄市の百貨店業界の売上高は400億元で、ショッピングセンター（ＳＣ）やアウトレットモールを含めると550億元に上った。今年は漢神百貨の大規模改装の他、年末には義聯集団（Ｅユナイテッド・グループ）の複合商業施設「義享天地」（Ｅスカイランド）が開業を予定しており、三井不動産も高雄港区への進出に興味を持っていると伝えられている。業界関係者は、売上高規模は今後600億元に拡大すると見込んでいる。
