樹脂メーカーの上緯国際投資控股（上緯投控）は21日、マレーシア子会社、上緯（マレーシア）の設立を発表した。大中華圏以外で同社で初めて、地球環境にやさしい耐食材料を生産する。22日付工商時報が報じた。
上緯（マレーシア）設立式典には、大連化学工業（ＤＣＣ）や東南アジアの提携パートナーが出席した（上緯リリースより）
上緯（マレーシア）の工場は、敷地面積8,000平方メートルで、年産能力7,000トン。３月から試験生産を行っており、第２四半期に量産に入る。東南アジア市場向けに出荷する他、中東などの海外市場も狙う。
上緯は1992年設立、ビニルエステル（ＶＥ）をはじめとした耐食材料で世界的な有名ブランドだ。2006年に風力発電に参入し、回転羽根（ブレード）向けに樹脂を供給している他、13年に経済部の洋上風力発電（オフショア風力発電）開発のモデル企業に選出された。
