鴻海科技集団（フォックスコン）傘下のコネクター大手、鴻騰精密科技（ＦＩＴ）が26日発表した2018年売上高は40億600万米ドルで前年比17.9％増加し、純利益は２億3,300万米ドルで29.4％増だった。昨年、パソコン周辺機器大手の米ベルキンを買収したことが貢献した。27日付経済日報が報じた。
ＦＩＴは、ベルキンや傘下ブランドの▽ネットワーク機器「リンクシス」▽スマート家電「Ｗｅｍｏ（ウィモ）」▽家庭用の水管理ソリューション「Ｐｈｙｎ」──の成長や、人材配置の最適化による生産効率向上が貢献したと説明した。
ＦＩＴは17年に香港で上場し、現在コネクターで世界10位以内。18年の設備投資は１億3,500万米ドルで、前年の１億2,500万米ドルを上回った。光学製品の生産施設の改善、自動車向け製品の研究開発（Ｒ＆Ｄ）、中国工場の環境対策などに投資した。
