ワイヤレスイヤホン市場は、米アップルが３月20日に「AirPods（エアポッド）」新製品を発売したのに続き、中国の華為技術（ファーウェイ・テクノロジーズ）が「FreeLace」を発表、小米集団（シャオミ）も４月に新製品を発売する予定だ。台湾のサプライヤーは▽ブルートゥース通信用ＩＣ▽マイクロコントローラー（ＭＣＵ）▽パッケージング・テスティング（封止・検査）──などの関連需要が６月末まで続くと見込んでいる。１日付電子時報が報じた。
ＩＣ設計の瑞昱半導体（リアルテック・セミコンダクター）は、ブルートゥース通信用ＩＣがファーウェイなど中国大手ブランドのワイヤレスイヤホンに採用されたもようだ。リアルテックは最近、半導体検査用ソケット、プローブカードの調達を増やしており、カンチレバー型プローブカード（ＣＰＣ）最大手の旺矽科技（ＭＰＩ）や励威電子（プローブリーダー）などは、需要ピークの５月に向けて準備している。
リアルテックのブルートゥース通信用ＩＣのＱＦＮ（クワッドフラットノンリードパッケージ）は、超豊電子（グレイテック・エレクトロニック）が担い、３カ月先まで受注見通しが立っているようだ。
この他、ＭＣＵ大手の盛群半導体（ホルテック・セミコンダクター）はファーウェイ、シャオミのワイヤレスイヤホン向けを受注したとみられる。
