ノートパソコンなど電子機器受託生産大手、緯創資通（ウィストロン）の３月連結売上高は、前月比29.5％増、前年同月比4.8％増の736億2,800万台湾元（約2,650億円）で、同月の過去最高だった。デスクトップＰＣとサーバー出荷台数が前月、前年同月を上回ったことが貢献した。11日付工商時報などが報じた。
ウィストロンの製品別の出荷台数は▽ノートＰＣ、140万台（前月比約30％増）▽デスクトップＰＣ、140万台（43％増）▽モニター、70万台（約30％増）▽サーバー、19万5,000台（38％増）──と軒並み増加した。
同社の第１四半期売上高は、前期比19.2％減、前年同期比５％減の2,062億1,400万元で、前年同期に次いで同期として過去２番目に高かった。
大手５社、軒並み増収
広達電脳（クアンタ・コンピューター）の３月連結売上高は735億4,300万元で、前月比17％増、前年同月比2.4％増だった。３月ノートＰＣ出荷台数は280万台だった。第１四半期売上高は2,213億3,000万元で、前期比30.1％減、前年同期比0.2％増だった。第１四半期ノートＰＣ出荷台数は730万台で前期比24％減だった。
和碩聯合科技（ペガトロン）の３月連結売上高は900億1,500万元で、前月比10.3％増、前年同月比8.5％増だった。ノートＰＣ出荷台数は60万～65万台、デスクトップＰＣとマザーボードは80万～85万台（枚）だった。第１四半期売上高は2,942億9,400万元で、前期比36.8％減、前年同期比4.8％増だった。
