ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2019年4月29日_記事番号:T00083236
ステンレス最大手、燁聯鋼鉄(YUSCO)は26日、5月の300系冷延、熱延製品価格を1トン当たり1,500台湾元(約5,400円)引き下げた。輸出価格も30~50米ドル引き下げた。原料のニッケル価格の急落、川下の需要減少が理由だ。27日付経済日報などが報じた。
YUSCOは、ニッケルを含まない400系製品価格などは据え置いた。
業界関係者は、インドネシアのニッケル鉱石の輸出枠が5,628万トンまで拡大したこと、フィリピンの雨期が終わり、ニッケル供給量が増えたことを価格下落の要因として挙げた。ニッケル価格は、4月初旬の1トン当たり1万3,200米ドルから25日に1万2,200米ドルへと6.7%下落し、3月平均の1万3,000米ドルより低くなった。
30日に5月価格を発表する同業の唐栄鉄工廠も、値下げへの追随が予想される。
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