鴻海集団傘下で、中国で携帯電話を受託生産する富士康科技集団（フォックスコン）が、ノキアからスマートフォンを受注し、第３～４四半期に入門機種を出荷するという観測が出ている。23日付蘋果日報が報じた。
富士康の陳緯良董事長は先日の株主総会で、今年はスマートフォンの受注拡大を目指し、同事業の技術者給与の予算を50％増やし、１～５月に技術者を新たに800人を採用したと語っていた。
アナリストはこれについて、ノキアからスマートフォンを受注したためだと指摘。また、タッチパネル式スマートフォンである米アップルのiPhoneや、宏達国際電子（ＨＴＣ）の「HTC Touch」（通称・阿福機）シリーズが人気を博していることから、ノキアはスマートフォンのハイエンド機種の研究開発（Ｒ＆Ｄ）に専念する必要に迫られ、入門機種は富士康に受託生産を任せたという見方だ。
