ノートパソコン受託生産大手、広達電脳（クアンタ・コンピューター）が10日発表した４月連結売上高は781億2,700万台湾元（約2,770億円）で、前月比6.2％増、前年同月比12.8％増だった。サーバーなどノートＰＣ以外の製品の好調な出荷が貢献した。11日付工商時報などが報じた。
クアンタの４月のノートＰＣ出荷台数は220万台で、前月比21％減、前年同月比15％減だったものの、平均販売価格（ＡＳＰ）は上昇した。
仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）の４月連結売上高は818億2,100万元で、前月比５％減、前年同月比17.9％増だった。ノートＰＣ出荷台数は390万台で、前月比7.14％減少した。３月はＣＰＵ（中央演算処理装置）の供給増に伴い出荷台数が拡大していた。
英業達（インベンテック）の４月連結売上高は392億900万元で、前月比9.6％減、前年同月比2.18％増だった。ノートＰＣ出荷台数は140万台と、前月から10万台減少した。
緯創資通（ウィストロン）の４月連結売上高は635億5,000万元で、前月比13.7％減、前年同月比10％増だった。ノートＰＣ出荷台数は110万台と、前月比では減少したものの、前年同月比では横ばいだった。その他の製品は、▽デスクトップＰＣ、110万台▽モニター、65万台▽サーバー、16万台──だった。
和碩聯合科技（ペガトロン）の４月連結売上高は1,125億7,000万元で、前月比25.1％増、前年同月比7.9％増、同月としての過去最高となった。ノートＰＣ出荷台数は70万台、デスクトップＰＣは85万台、マザーボードは85万枚と、前月比で増加した。
