星野リゾートは15日、台中市郊外にある温泉地・谷関（グーグァン）で、ラグジュアリー温泉リゾート「星のやグーグァン」を６月30日に開業すると発表した。湯量豊富な温泉と、山々に囲まれた谷あいに佇（たたず）むロケーションを生かし、全室に源泉かけ流しの半露天風呂を設けた。宿泊料金は１室当たり１泊１万8,000台湾元（約６万3,000円、税・サービス料別、食事別）から。
暑い時期でも風を感じながら、ぜいたくな貸し切り温泉を体験できる（同社リリースより）
星のやグーグァンは台湾高速鉄路（高鉄）台中駅から車で約90分。星のやブランドの台湾初、インドネシア・バリ島ウブドに続く海外２軒目の施設だ。
客室数は50室。ほとんどの客室がメゾネットで、広さは75～216平方メートル、定員２～７人と、ファミリーやグループでの滞在にも最適だ。15日、宿泊予約の受け付けを開始した。
露天風呂と内湯から成る大浴場もある。谷関温泉は、無色無味の弱アルカリ性炭酸泉で、肌への刺激が少なく、通称「美肌の湯」とも言われている。
独創的なデザインの露天風呂（同社リリースより）
提供する料理は、台湾の食材と日本料理の調理技法をかけ合わせたチョウザメの南蛮漬けなど、温泉養生で長期滞在しても飽きない工夫が施されている。
施設の裏手には全長1,300メートルの遊歩道があり、途中にある展望台からは四季折々の谷関の景色を一望できる。
谷関は3,000メートル級の山々が連なる中央山脈の麓にある温泉地だ（同社リリースより）
