工業技術研究院（工研院、ＩＴＲＩ）が24日発表した台湾製造業の2019年生産額予測は19兆2,600億台湾元（約67兆円）で前年比0.02％増だった。成長率は１月時点の予測から1.56ポイント下方修正した。25日付工商時報が報じた。
工研院は、世界経済の減速や米中貿易戦争の再燃で台湾の輸出が打撃を受け、製造業生産額が押し下げられると予測した。
業種別の19年生産額予測は、ＩＴ（情報技術）電子業は６兆4,900億元で、前年比0.6％減の予測。スマートフォンの出荷減少が主因だ。化学工業は４兆9,200億元、0.85％減と予測した。一方、金属・機電業は５兆4,900億元で0.85％増、民生工業は２兆3,600億元で1.69％増とプラス成長の予測だ。
