ニュース その他製造 作成日:2019年6月4日_記事番号:T00083880
中華経済研究院(中経院、CIER)が3日発表した5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は48.2で、前月を3.5ポイント下回った。前月は「景気拡大局面」を示す50以上を6カ月ぶりに回復していたが、その後の米中貿易戦争の再燃で一転、慎重視する見方が広がった。4日付工商時報が報じた。
PMIを構成する主要5項目は、▽生産高、46.5(前月比5.4ポイント下落)▽原材料在庫、49.6(4.1ポイント下落)▽新規受注、47.5(3.4ポイント下落)▽雇用、49.2(2.3ポイント下落)▽サプライヤー納期、48.3(2.2ポイント下落)──と、50以上だった前月から軒並み下落した。
六大産業のうち、基礎原材料は44.3と前月比6.8ポイント下落し、50の大台割れとなった。プラスチック・金属原材料価格の大幅下落、米国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)に対する制裁などで懸念が広がった。電力・機械設備は44.4(前月比9.9ポイント下落)だった。▽電子・光学、52.8(5.6ポイント下落)▽交通設備、50.4(3.1ポイント下落)▽化学・バイオ医療、56.8(2ポイント下落)──は50以上を維持したものの前月を下回った。食品・紡織は59(5.5ポイント上昇)と前月を上回った。
製造業全体の今後6カ月の景気見通しは48.5で、前月比7.2ポイント下落した。
一方、5月の非製造業総合指数(NMI)は54で、前月から1.6ポイント下落したものの、3カ月連続で50以上を維持した。
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