液晶パネル大手、友達光電（ＡＵＯ）が10日発表した５月連結売上高は247億3,700万台湾元（約854億円）で、前月比17.9％増、前年同月比3.9％減だった。桃園市龍潭区の第６世代工場が４月の地震の影響から脱して出荷が回復、今年の最高を記録した。11日付工商時報などが報じた。
ＡＵＯの大型パネル出荷枚数は1,008万枚で前月比35.6％増、中小型パネルは1,018万枚で10.1％減だった。
同業の群創光電（イノラックス）の５月連結売上高は210億500万元で、前月比0.7％増、前年同月比4.5％減だった。大型パネル出荷枚数は1,024万枚で前月比2.8％減、中小型パネルは2,028万枚で1.4％増だった。
瀚宇彩晶（ハンスター・ディスプレイ）の５月連結売上高は13億9,400万元で、前月比0.7％増、前年同月比25.7％減だった。大型モニター用パネルと自社ブランド品向け出荷は11万2,000枚で前月比23.2％減、中小型パネル出荷枚数は3,772万枚で137.4％増だった。
経営再建中の中小型パネルメーカー、中華映管（ＣＰＴ）の５月連結売上高は１億8,500万元で、前月比39％減、前年同月比91.6％減だった。大型パネル出荷枚数は5,000枚で前月比91.9％減、中小型パネルは142万枚で44.9％減だった。第６世代工場での生産に集中するため、５月に第4.5世代工場を閉鎖したことで出荷が減少した。
