ニュース その他分野 作成日:2019年6月11日_記事番号:T00083997
財政部統計処が10日発表した5月輸出総額は277億1,700万米ドルで、前月比7.3%増、前年同月比4.8%減と、7カ月連続の前年割れだった。蔡美娜統計処長は、米中貿易戦争の再燃で、企業の調達意欲が低下しており、輸出総額のプラス成長は10月以降との予測を示した。11日付工商時報などが報じた。
輸出先別では、米国向けが前年同月比8.6%増の39億3,700万米ドルで、過去最高を記録した。うち情報通信技術(ICT)・オーディオ製品は45%増の大幅成長だった。一方、中国(香港含む)向けは110億2,800万米ドルで6.9%減と、7カ月連続での前年割れだった。輸出総額に占める割合は39.8%と、5カ月連続で40%を下回った。
製品別では、ICT・オーディオ製品が前年同月比22.9%増の35億6,600万米ドルで、過去最高だった。蔡統計処長は、台湾への生産能力移転を理由に挙げた。半導体など電子部品は90億4,500万米ドルと0.5%増加し、4カ月ぶりのプラス成長を回復した。
従来型産業は、▽ベースメタル、24億1,700万米ドル(前年同月比20.1%減)▽化学品、15億4,000万米ドル(19.3%減)▽プラスチック・ゴム製品、20億600万米ドル(14%減)▽機械、22億1,700万米ドル(12.8%減)──はいずれも2桁減だった。
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