ニュース 電子 作成日:2019年6月18日_記事番号:T00084115
経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)は17日、宸鴻科技集団(TPKホールディング)から出資を取りやめるとの通知を受けたと発表した。TPKも同日、米中貿易戦争の再燃など状況が変化したので、JDIへの共同出資のための投資会社、Suwaインベストメント・ホールディングスによる出資案から離脱すると発表した。18日付経済日報などが報じた。
JDIは先月30日、▽TPK、出資予定金額2億3,000万米ドル▽富邦集団創業者の蔡氏一族の投資会社2社(コスグローブ・グローバル、トップノッチ)、合計1億3,000万米ドル▽中国の嘉実科技投資管理(ハーベスト・テック・インベストメント・マネジメント)、1億9,000万米ドル──から成るSuwaから出資を受け入れる予定で、各出資予定者が6月14日までに内部の機関決定に諮ると発表していた。
JDIは17日、コスグローブ・グローバルとトップノッチ(合わせてCGLグループ)からは内部の機関決定内容の通知を受けていないと説明した。
一方、中国のハーベストから、出資額不足分に対する引き上げを含め、27日までに内部の機関決定に諮ると報告を受けた他、新たな出資予定候補者として香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントから、1億5,000万米ドルの出資について27日までに内部の機関決定に諮ると報告を受けたと発表した。
JDIは、調達予定総額は最大800億円と、4月12日発表時点から変更はないと強調した。またJDIは、日本や海外の企業からも出資意向表明を受けていると説明した。
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