電子ブックリーダーなどを手掛ける振曜科技（ネトロニクス）は、電子ペーパー（ＥＰＤ）最大手の元太科技工業（イーインクホールディングス、ＥＩＨ）と共同開発した外付け式の電子荷物タグ（ＥＢＴ）の量産、出荷を、今月中に英国の航空会社、ブリティッシュ・エアウェイズ（ＢＡ）向けに開始する。ブリティッシュ・エアウェイズは７月に同タグの使用を開始する予定だ。19日付工商時報が報じた。
ネトロニクスは、乗客は同タグを使用することで空港カウンターでの荷物の預け入れ手続きを省くことができ、航空会社にとっては荷物の受け付けやラベルを貼る作業を減らせると説明した。印刷不良などによるロストバゲージ（荷物紛失）のリスクの大幅低減も期待される。
ネトロニクスは、現在は台湾、中国の複数の航空会社と交渉を進めており、来年にも採用される可能性があると明らかにした。
