通信行政を担当する国家通訊伝播委員会（ＮＣＣ）が３月末に主要ニュース専門局による政界家の報道時間を定量的に分析した結果、韓国瑜高雄市長（国民党）に関する報道が、特定の政治家に関する報道全体に占める割合（秒数ベース）は、中天新聞台で88.3％、中国電視（中視、ＣＴＶ）で77.6％に達し、他局を大きく上回っていたことが分かった。20日付自由時報が伝えた。
ニュースの項目数ベースでも、韓氏に関する報道は中天新聞台で87.5％、中視で77.3％に達した。
今回の分析は、ＮＣＣが３月末、中天新聞台の韓氏に関するニュースの割合が高過ぎ、内容が偏向しているなどとして、同局に改善措置を求めたのに対し、ＮＣＣの判断基準が不明確だとの指摘があったことを受けたものだ。
ＮＣＣの蕭祈宏・代理発言人（報道官代理）は「秒数でも項目数でも、一部メディアによる特定の人物の報道割合が明らかに高かった」と指摘した。
