長栄航空（エバー航空）のストライキは27日で８日目を迎えた。会社側によると、出勤奨励金支給などの呼び掛けが奏功し、職場復帰を希望するスト参加中の客室乗務員は200人に達し、このうち約70人が労組に預けた旅券などの返還を求める手続きを行ったという。27日付自由時報が報じた。
労組は27日、会社側に対する要求項目の修正の検討に入った。今回の労働争議は早く終わらせたいとしている（27日＝中央社）
会社側は労組に対し、客室乗務員の旅券などの返還を求め、応じない場合は提訴するとの内容の文書を送付したが、労組側は文書が合法的でないとして受け取りを拒否した。会社側弁護士はスト参加者32人の依頼を受けたとしているが、労組側はスト参加を取りやめた30人には旅券などを返還しているとして、会社側が示した32人という数字に疑問を呈した。
26日までの欠航は累計で295便で、売上損失は約13億4,000万台湾元（約46億5,000万円）に達した。
