バッテリーモジュール大手、新普科技（シンプロ・テクノロジー、ＳＭＰ）が４日発表した６月売上高は前月比4.4％増、前年同月比14.4％増の58億5,500万台湾元（約203億円）で同月の過去最高を記録した。５日付経済日報が報じた。
第２四半期通期でも前期比15.9％増、前年同期比11.85％増の167億1,400万元となり、同期の過去最高を更新した。上半期通期は前年同期比11.3％増の311億3,200万元だった。
宋福祥董事長は今年の業績について、米中貿易戦争の影響はあるものの、前年比成長が見込めると語った。その理由として、同社が業界で一定の地位を確立していること、経営戦略が明確であることなどを挙げた。この他、現時点で米国の関税引き上げリストにバッテリーモジュールが含まれていないため、今後も貿易摩擦の影響は大きくないと述べた。
シンプロはデータセンター用バッテリー・バックアップ・ユニット（ＢＢＵ）が、アマゾン・ドット・コムやグーグル、阿里巴巴集団控股（アリババ・グループ・ホールディング）のデータセンターに採用されており、今年から業績貢献が見込まれる。
