人員削減が相次ぐ太陽電池業界の関係者の推計によると、同業界による人員削減数は、この１年間で3,000人以上に上るようだ。10日付自由時報が報じた。
昨年６月の中国政府の太陽光発電への補助削減を受けた市況悪化で、太陽電池・モジュールと太陽電池用シリコンウエハー業界では昨年９月以降、▽茂迪（モテック・インダストリーズ）、約1,000人▽緑能科技（グリーン・エナジー・テクノロジー）、200人以上▽元晶太陽能科技（ＴＳＥＣ）、280人▽頂晶科技（TYNSOLAR）、120人▽聯合再生能源（ユナイテッド・リニューアブル・エナジー、ＵＲＥ）、約450人──の人員削減計画が相次いで発表された。
また、昨年11月に生産停止を発表した益通光能科技（イートン・ソーラーテック）では離職者が相次ぎ、従業員数は750人から今年第１四半期に300人余りまで減少したものの、今後さらに100人未満まで削減するもようだ。
関係者は、人員削減やいわゆる無給休暇（実際には有給を含む）の実施増加の他、業界では毎月の出勤日数が10日に抑えられた従業員が約１万人いると指摘した。
