中国信託商業銀行（中信銀、ＣＴＢＣバンク）は６月クレジットカード決済額が前年同月比17.13％増の685億3,700万台湾元（約2,400億円）で、業界首位だった。同行にとっても業界全体でも、単月の過去最高だった。17日付蘋果日報などが報じた。
中信銀は、納税でも0.3％還元する「商旅鈦金卡（チタンカード）」発行や、無料対話アプリ「ＬＩＮＥ（ライン）」の送金・決済サービス「LINE Pay（ラインペイ）」提携カードの好調が奏功した。LINE Pay提携カード発行枚数は240万枚で、同行発行684万枚のうち35％を占める。
玉山商業銀行（Ｅサン・コマーシャル・バンク）は前年同月比20.17％増の478億6,500万元で、初めて２位に浮上した。電子商取引（ＥＣ）大手、ＰＣホーム系のモバイル決済サービス「Ｐｉ拍銭包」に対応した提携カード利用への2.5％還元などが利用を促進した。
５月に首位だった国泰世華商業銀行（キャセイ・ユナイテッド・バンク）は、前年同月比6.53％増の472億2,400万元で、３位に転落した。
