中央大学台湾経済発展研究中心（台経中心）が27日発表した６月の消費者信用指数（ＣＣＩ）は前月比1.07ポイント減の60.23ポイントで、2001年11月以来で最も低い数値となった。28日付自由時報が報じた。
指数を構成する６項目のうち、「今後半年間の株式投資機会」に対する信用度が前月比6.3ポイント減の64.7ポイントとなり、05年５月以来で最低の数値となった。
このほか信用指数が下落した項目は、▽今後半年間の物価水準、22.15ポイント（前月比１ポイント減）▽今後半年内の域内景気、46.5ポイント（0.35ポイント減）▽今後半年内の家庭の経済状況、48.35ポイント（0.1ポイント減）──。物価水準と家庭の経済状況は、前月比では微減ながらも、この７年半で最低の数値だった。
上昇に転じた項目は、「今後半年内の耐久性財貨購入時期」が0.1ポイント増の72.55ポイント。また、「今後半年内の域内就業機会」が、1.25ポイント増の107.15ポイントで、唯一指数が100を上回り、「楽観傾向」となった。
