蘋果日報が毎週実施している総統選の候補者支持率調査で、韓国瑜高雄市長（国民党）のリードが縮小し、現職の蔡英文総統（民進党）が追い上げを見せている。
同紙が19日から21日にかけて実施した世論調査によると、固定電話を対象にした調査方式では、韓氏の支持率は41.5％、蔡氏は37.9％となり、韓氏は3.6ポイントのリードを保った。ただ、同紙が15日に実施した調査で韓氏が10.9ポイント差を付けていたのに比べると両者の差は縮小した。
さらに、固定電話と携帯電話の双方を対象とした世論調査では、韓氏が38.4％、蔡氏37.9％となり、蔡氏が0.5ポイント差にまで追い上げた。
蔡総統（左）はカリブ海歴訪や米国立ち寄りで、外交イメージアップに成功したと学者は指摘した（22日＝中央社）
同紙は韓氏が国民党の総統候補に決まったものの、「ご祝儀相場」はなく、蔡氏と差がますます縮まっていると伝えた。
一方、韓、蔡両氏に加え、柯文哲台北市長（無所属）が出馬した場合を想定した世論調査では、韓氏が33.2％、蔡氏が29.6％の支持を集めたのに対し、柯氏の支持率は23.4％にとどまった。
