ニュース 金融 作成日:2019年7月25日_記事番号:T00084825
中央銀行(中銀)が24日発表した6月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と普通預金通貨)と市場への資金供給を表すM2(M1Bと定期預金など準通貨の合計)の前年同月比伸び率はそれぞれ7.35%、3.05%で、差が4.3ポイントと、過去8年5カ月で最大に拡大した。6月の普通預金総残高が前月比1,775億台湾元増の16兆3,400億元(約56兆9,000億円)と、過去最高を記録したためだ。25日付工商時報が報じた。
中銀関係者は、M1BとM2の伸び率の差の拡大は、過去最高の株式配当金払い込み1兆4,300億元でM1Bが大きく伸びたことや、定期預金から普通預金への資金移動が進んだためと分析した。銀行が、法人顧客や優良顧客獲得のため、普通預金で高金利キャンペーンを実施したことも要因となった。
中銀関係者はまた、市場への資金供給は引き続き潤沢で、台湾株の良好なファンダメンタルズと高い配当利回りを好感した資金流入によって、7月の台湾株式市場は引き続き上昇するとの見方を示した。
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