高周波（ＲＦ）チップサプライヤーの立積電子（リッチウエーブ・テクノロジー）は５日の業績説明会で、今月、華為技術（ファーウェイ・テクノロジーズ）から認証を取得し、同社のサプライチェーン入りを果たしたことを明らかにした。馬代駿同社董事長は、既にWi-Fiルーター向けに少量出荷を開始しており、年内にスマートフォン向けの受注を獲得する可能性もあると語った。６日付経済日報が報じた。
リッチウエーブの黄智杰中国地区総経理は、中国メーカーは、米中貿易戦争発生を受けて、アジアのサプライヤーからＲＦチップを調達する傾向が強まっていると指摘した。
リッチウエーブの７月連結売上高は２億6,700万台湾元（約９億円）で前月比3.8％増、前年同月比18.8％増。１～７月累計では13億5,800万元で前年同期比15％減となった。ファーウェイからの受注もあり、第３四半期は過去最高を更新する可能性があると証券会社は予測している。
