ニュース 電子 作成日:2019年8月7日_記事番号:T00085036
半導体用シリコンウエハー世界3位、環球晶円(グローバルウェーハズ、GWC)は6日、通年の売上高と利益見通しを前年並みへと下方修正した。米中貿易戦争の再燃などが半導体需要に影響するとみており、今年2度目の下方修正だ。7日付蘋果日報などが報じた。
徐秀蘭董事長は、第3四半期に入り一部顧客からの受注が徐々に回復しているものの、日韓問題で不確実性が高まり、一部顧客は依然慎重だと指摘した。同社は、台湾積体電路製造(TSMC)、韓国のサムスン電子などが大口顧客とされる。第3四半期は顧客の在庫消化が進む一方、ロジックIC、パワーマネジメントICなどと比較してメモリーの在庫水準は依然高く、通常水準に戻るのは年末とみられる。
SiC調達契約
同社は同日、米GTアドバンスト・テクノロジーズ(GTAT)と、炭化ケイ素(SiC)の供給を受ける長期契約を締結したと発表した。電気自動車(EV)、パワーエレクトロニクス分野などでのSiC半導体の需要拡大を好感している。
同社が6日発表した第2四半期純利益は前期比8.2%減、前年同期比1.2%増の35億4,600万台湾元(約120億円)だった。連結売上高は前期比5.75%減、前年同期比2.3%増の146億9,400万元。
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