ＣＯＦ（チップ・オン・フィルム）実装業者、頎邦科技（チップボンド・テクノロジー）を退職した元幹部社員がエッチング技術などの企業秘密をライバル企業に漏らしたとして、高雄地方検察署は12日、10人を営業秘密法違反の罪などで起訴した。13日付自由時報が伝えた。
起訴されたのは、チップボンドが2014年に金仁宝集団傘下のＩＣ基板メーカー、欣宝電子を買収した際、経営権を奪われたことに不満を持ち、ライバル企業に集団で移籍した元欣宝電子の総経理や副総経理を含む10人。
10人は移籍に先立ち、欣宝電子が開発した「ファインピッチ・エンハンスド・ニューエッチング技術」、日本から導入した「ＭＣＳエッチング技術」などの企業秘密をＵＳＢメモリーやハードディスクなどに保存して持ち出し、移籍先に漏えいした疑い。
