ノートパソコン受託生産大手、広達電脳（クアンタ・コンピューター）が12日発表した７月連結売上高は829億9,400万台湾元（約2,780億円）で前月比5.1％増、前年同月比7.4％減だった。13日付経済日報などが報じた。
クアンタの７月ノートＰＣ出荷台数は280万台で、前月比60万台減少した。１～７月連結売上高は5,500億600万元で前年同期比６％増だった。クアンタは、米国が９月に対中制裁関税第４弾を発動する見通しで、第３四半期の景気見通しは不透明と指摘した。
仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）の７月連結売上高は785億800万元で前月比8.7％減、前年同月比2.4％減だった。ＰＣ出荷台数は370万台で前月比90万台減少した。１～７月連結売上高は5,415億600万元で前年同期比5.26％増だった。
緯創資通（ウィストロン）の７月連結売上高は665億9,800万元で前月比14.09％減、前年同月比0.37％増だった。７月ノートＰＣ出荷台数は130万台で、前月比50万台減少した。８月、９月は前月を上回ると予測した。デスクトップＰＣ出荷台数は110万台、テレビやモニターは75万台、サーバーは18万台だった。１～７月連結売上高は4,783億5,200万元で前年同期比1.18％増、過去17年の同期で最高だった。
