トヨタ自動車の台湾総代理、和泰汽車は12日、３％の賃上げを董事会で決議した。上げ幅は同業の上場企業で今年最大だ。同社は、新車販売台数、売上高、利益とも好調で、上半期の税引き前利益は83億700万台湾元（約279億円）と同期の過去最高を更新していた。13日付工商時報が報じた。
和泰汽車は、６月末に平均で月給約９カ月分のボーナスを支給したばかりだ。証券会社によると、今年の通年利益は過去最高が見込まれ、来年はさらにボーナス増額が予想される。３カ月分固定の春節ボーナス（年終奨金）を加えれば、従業員の年間給与は24カ月分以上となる見通しだ。
和泰汽車は、７月新車販売台数が１万7,000台を超え、同月として過去14年で最多を記録した。同月連結売上高は、前年同月比25.23％増の212億5,900万元で、単月の過去最高を更新した。また、１～７月累計の連結売上高は前年同期比7.4％増の1,190億3,500万元で、同期の過去最高だった。
